都下の賃貸業界:地元事業者と大手会社の住み分け

             都下の賃貸業界:地元事業者と大手会社の住み分け

 

東京都下の賃貸業者の環境は、他の地域と比較しても特色的で、しばしば意外と面白い様相を見ることができます。

この地域では、古くから地元に根を下ろした事業者と、最近進出した新興大手会社(賃貸中介専門)が混在しており、それぞれが独特な実力を発揮しています。

特に、新しく誕生した不動産業を営む中小企業は、例外を除き大体2~3年で消えてしまうことが多いのが現状です。
これは、古い地元の業者と新興大手仲介業のパートナシップが出来上がっているため、新規参入の障壁が高いという結果のようです。。

地元の古い事業者は、地元縁を大事にし、たくさんの管理物件を抱えています。

また、地元の古い事業者は、物件は多く抱えていても従業員の高齢化などにより、ネット活用が弱く、報告や情報共有は「レインズ(REINS)」などの業者向けネットシステムに依存する戦略を続けています。

一方、新興大手会社は、ネットや外部メディアを駆使し、その魅力を発信し大きな集客力を有し継続的に集客システムの強化に特化をしています。

その結果、物件を多く抱える地元の古い業者と、顧客を多く抱える新興大手会社が、自然と住み分けを組み立てているのです。

特に面白いのは、地元の古い業者の中に、新興大手会社の客付けを「あれはうちの営業部隊だ!」と言ってのける方も多く、形式的には別会社でありながらも、実質的には自社の営業機能を支える大切なパートナーとして活用しているのが実態と言えそうです。
昭和の会社(地元業者)が、平成・令和の会社(新興仲介業者)に助けられているという構図になっているようです。

このような環境は、お客様にとっても旧来の接客体制を持つ地元の古い業者と、社内ルールが整った接客体制を持つ大手仲介業者が融合することにより多様な選択肢を準備できるという大きなメリットとなっています。



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