
戸建て住宅の購入は、人生で最も大きな買い物のひとつ。
しかし、せっかくの内見も「ちょっとした油断」で将来後悔してしまうことがあります。
この記事では、戸建て住宅の購入を検討している方向けに、「内見で損をしてしまう人がついやりがちな5つの行動」と、あわせてチェックしておきたい周辺環境のポイントをわかりやすく解説します。
1. 外観や周辺環境を見ずに、いきなり室内へ入ってしまう
内見では、室内ばかりに気を取られてしまいがちですが、建物の外観や周辺環境にこそ重要な情報が詰まっています。
例えば、外壁や屋根のヒビ・劣化、電線の位置、ごみ置き場の有無、隣家との距離などは、生活の快適さに直結します。また、周囲の静けさや人の気配も、実際に住んでからの暮らしやすさに影響します。
✅ ワンポイント
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内見の前に家の外を一周するクセをつけましょう
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ご近所の雰囲気も“肌感覚”で確認を!
2. 「きれいですね〜」で終わる(質問をしない)
営業担当者が案内してくれると、つい「なるほど〜」と聞いてばかりになってしまいがち。でも、内見では「受け身」より「攻めの姿勢」が大切です。
質問をしないと、聞くべき情報を取りこぼしてしまいます。
たとえば、
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この物件はなぜ売りに出されたのか?
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リフォーム歴や修繕履歴はあるのか?
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雨漏りやシロアリなどの過去トラブルはないか?
といった点は、買う前に必ず聞いておきたいところです。

3. 水回りをサッと見るだけで終わらせる
キッチンや浴室、トイレといった「水回り」は、見た目以上にトラブルが起きやすい場所。にもかかわらず、パッと見て終わってしまう人が多いです。
水漏れ、カビ、におい、湿気のこもりやすさなど、しっかり確認しましょう。扉や引き出しを開け、中の配管や換気状況もチェックすると安心です。
✅ チェックポイント
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排水口のにおい
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壁紙の浮きやシミ(カビの兆候)
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換気扇や窓の有無
4. 照明がついた状態でしか部屋を見ない
内見時、すでに照明がついた状態になっていることが多いですが、そのまま明るさを判断するのはNGです。
自然光の入り方を確認するために、一度照明を消してみましょう。
とくにリビングや寝室など、日当たりが重要な部屋では、時間帯によって「思ったより暗い」と感じることもあります。
5. 広さだけで判断してしまう(生活動線をイメージしない)
「LDKが広い!」「収納が多い!」といった物理的な広さばかりに目が行ってしまい、実際の生活をイメージしないまま決めてしまう人も少なくありません。
家族の動きや家事動線、子どもの通学ルート、車の出し入れのしやすさなど、リアルな生活の流れをイメージしながら動いてみることが大切です。
🎁 おまけ:見落とされがちな「周辺環境」もチェック!
内見では建物内部に集中しがちですが、“暮らしの背景”となる周辺環境の確認も非常に重要です。
◆ こんな施設が近くにないかチェック!
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保育園・幼稚園・小学校(朝夕の送迎や子どもたちの声)
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新聞配達所・豆腐店などの早朝営業店(バイク音や作業音)
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飲食店・コンビニ・深夜営業の店舗(にぎやかさ、におい、治安面)
◆ 雨の日こそ、真価が問われる!
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道路や駐車場の水はけ
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側溝や排水設備の状態
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雨の日の滑りやすさ、玄関まわりの泥はね など
◆ 人通りと雰囲気も忘れずに
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平日・休日、昼と夜で変わる人の流れ
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子どもの安全、女性の一人歩きのしやすさなど、防犯視点も重要です
まとめ
戸建て住宅の購入は、見た目や条件だけで判断するのではなく、「暮らしの視点」でしっかり見極めることが大切です。
内見はその第一歩。
今回ご紹介したチェックポイントを意識するだけで、「買って後悔しない家選び」にぐっと近づけるはずです。
ぜひ、この記事をチェックリストとして活用して、理想の住まいを見つけてください!
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