ご所有のアパートや賃貸マンションの空室が目立つようになり、取り壊すか、手放していまおうかと悩んだことはありませんでしょうか?
その他にも、いろいろな事情で資金が必要になり、修繕費や諸経費を考えると売却してしまった方がよいのではと思われたことはないでしょうか。
一般的な土地や建物(住宅)と違って、アパートや賃貸マンションは「1棟もの」と不動産業界では言っております。この1棟ものを購入する方というのはかなり限られた層の方々です。また、ファンド形式の投資会社なども購入者の一形態です。また、1棟ものの買取を専門に行っている業者も存在し、活発に活動をしています。
アパートや賃貸マンションの1棟ものを売却する際、買取業者と投資家(個人顧客)への売却にはそれぞれメリット・デメリットがあります。
〇買取業者への売却: メリット
1. 早期売却可能:
買取業者は迅速な売却を目指すため、査定から契約締結までの手続きがスムーズです。
2. 手間やリスクの軽減:
買取業者が物件を直接買い取るため、買主探しや価格交渉などの
手間やリスクを軽減することができます。急ぎの資金需要がある場合に適しています。
デメリット:
1. 買取価格が安い場合がある:
買取業者は利益を考慮して価格を提示するため、市場価格よりも低い価格での買取が多
いような場合があります。
2. 査定価格が不透明:
買取業者の査定基準が明確でない場合があり、価格の妥当性が判断しにくいことがあり
ます。
〇投資家への売却: メリット
1. 高値での売却が可能:
投資家は将来的な利益を見込んで物件を購入する
ため、市場価格よりも高い価格での売却が期待で
きます。
2. 交渉の余地がある:
投資家との交渉により、価格や条件などを柔軟に
調整することが可能です。
デメリット:
1. 売却までの時間や手間がかかる: ※上の写真は当社で仲介した賃貸マンションです。
投資家との交渉や契約締結までの手続きに時間がかかる場合があります。
2. 売却価格が不確定:
市場の変動や投資家の判断により、売却価格が不確定要素を含むことがあります。
3.契約不適合責任:
契約不適合責任(かつての瑕疵担保責)など、思わぬリスクを受ける可能性がありす。
その点、買取業者の場合は、売主は契約不適責任を負わなくて良いケースが殆どです。
買取業者にしても、投資家にしても、1棟ものの価格の決定要素は相場価格というものではなく、基本的に利回りで算出されるのが通常です。この点を理解していないと、売却はスムーズに進みません。
これらのメリット・デメリットを考慮して、買取業者と投資家への売却を検討することが重要ですが、ご相談いただければケースに合わせた相談を承ります。
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