「不動産業者」は、「不動産屋」と呼ばれ、時に良い印象が持たれない意味合いがあります。私が思ったのは、そのようなイメージを変え、より尊敬され信頼される存在にしたいという想いです。
私は、不動産業界でのキャリアを築くにあたり、ただ単に「不動産屋」としてではなく、実績を積んだうえで信頼される不動産業者になることを志しました。
単なる取引の仲介者ではなく、顧客の信頼を得て、彼らの人生に深く関わるパートナーとして存在することです。私は、顧客の要望やニーズを的確に理解し、真摯に向き合い、最適な解決策を提供することを心がけようと思いました。
また、健全な不動産業者としての責任を強く意識し、倫理的な行動と透明性を常に心がけようとも思いました。不動産取引においては、重要な資産や人々の生活に関わる重大な決定が行われるため、その責任を自覚し、誠実な対応を心がけています。
さらに、常に業界のトレンドや法律の変化にを注視し、専門知識を高めるために努力しています。これにより、顧客にとって最高の価値を提供し、不動産業者としての地位を高めるため、業界全体のことも考えつつ業界団体の役員も経験させていただきました。言ってみれば、この呼称変更を実現するために宅建協会の役員をお受けしたということもあります。
私の思いは、ただ利益を追求するだけでなく、社会に貢献し、顧客や地域社会の幸福に貢献することにあります。そして、そのような姿勢と行動が、私たち業界人を単なる「不動産屋」とは異なる、信頼される不動産業者へと変えていくものだと信じています。
これまでの「宅地建物取引主任者」から「宅地建物取引士」への呼称変更は、業界の進化と専門性の向上を反映したものであり、私たちにとって重要な一歩となりました。私もこの件に、業界団体の役を通じて積極的に取り組くめたことはとても有意義でワクワクしながら進めさせていただきました。
これまで「主任者」という言葉は、ある程度の責任を担うことを示していましたが、「取引士」という呼称は、より広い意味での専門家としての役割を強調しています。私たちは、法令や倫理規定を遵守し、顧客の信頼に応えることを使命としています。この名称変更は、その使命をより明確に示すものとなりました。
また、新たな呼称は、業界内外での私たちの地位と認知度を向上させるものです。より専門的で責任ある呼称を持つことで、私たちの業界が尊重され、信頼される存在として認識されることを今後とも期待しています。これにより、私たちはより多くの人々に利益をもたらし、社会に貢献することができるようになって欲しいです。
この呼称変更は、私たちの仕事への誇りと責任感を高め、これからもさらなる成長と発展を促すものとなるでしょう。私たちは、この変革を前向きに受け入れ、より一層の努力と研鑽を重ねて、高い専門性と品質を提供していきたいと思います。
呼称変更10周年を控え、感想めいた理想論を書かせていただきました。
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